「大学の先生」が主人公の映画12選 (4/5ページ)

学生の窓口

スフィアの秘密が少しずつ明らかになっていく過程がぞくぞくする作品で、終盤に向かって急激に盛り上がり……ラストでうまく落としてくれます。

『教授のおかしな妄想殺人』(2015年)※日本公開は2016年

ウディ・アレン監督の手に成るコメディー映画で、アメリカ合衆国東部のある大学に着任した哲学科のエイブ教授が主人公です。エイブ教授は、精神的な危機に陥っていました。仕事に身が入りませんし、恋愛にも燃えられず、生きることに意味が見いだせないのです。

教え子のジルはエイブ教授に恋するのですが、本人は全く気持ちが盛り上がりません。ただただツライ日常なのですが、ある日ダイナーで悪徳判事のうわさを聞きます。エイブ教授は、その悪徳判事を完全犯罪で殺す計画を巡らせます――するとあら不思議、気持ちが前向きになり活力が湧いてくる……というお話。

気分の落ち込みは誰にでもあることですが、それをヘンな方法で乗り越えていく主人公の姿には思わず笑ってしまうでしょう。ウディ・アレンらしい皮肉たっぷりな笑いの中に切なさを感じるダークコメディーとして一級の作品です。

『ジュラシック・パーク』(1993年)

本作もマイケル・クライトン原作の映画です。マイケル・クライトンは、何かのせいで大学教授たちが呼び出されるというイントロが十八番(おはこ)のようで、『アンドロメダ…』『スフィア』だけでなく、本作でも使われています。

本作『ジュラシック・パーク』の場合は、資産家のジョン・ハモンドが、恐竜を現代に復活させた「テーマパーク」に専門家を招くところから始まります。古生物学者のアラン・グラント博士と古植物学者のエリー・サトラー博士が、3年分の化石発掘の経費を持つというハモンドの提案に釣られて参加します。さらに数学者のイアン・マルコム博士も加わります。マルコム博士はカオス理論の専門家という設定です。

本作は後に続く『ジュラシック・パーク』シリーズの第一作ですが、今さら説明するまでもなく傑作です。今見ても十分に面白く、CGで作られた恐竜たちも決して色あせていません。スピルバーグ監督の演出手腕が優れているので世代を超えて面白いのです。

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