カジノ反対の急先鋒“ハマのドン”が狙う「山下ふ頭でF1開催」のリアリティ (2/2ページ)
開催地のひとつ、イタリア・ロンバルディア州のモンツァは多額の費用がかかることに難色を示し、来年以降の契約延長がなかなか決まりませんでした。また、ドイツのホッケンハイムは今年限りですが、これも費用面が理由のひとつであると言われています。横浜市が莫大な開催費用を負担できるのかどうか…」(前出・モータージャーナリスト)
ちなみにイタリア・モンツァの契約交渉が行われていた最中、リバティ・メディアはモンツァに対して5年で1億2250万ユーロ(約147億円)を要求したという報道が流れている。
問題点はまだある。コースだ。横浜は山下ふ頭を走る市街地コースを想定しているという。
「現在、市街地コースを採用しているところはアゼルバイジャン、モナコ、シンガポールがあります。サーキットを用意する必要がないので、低コスト開催できるのが魅力。アメリカのマイアミも市街地コースでの開催を目指していました。市街地コースは道幅が狭く、コースアウトした車が退避するためのエスケープゾーンを用意するのが難しい。安全性の面から、F1サイドは市街地コースでの開催に前向きではないと言われています」(前出・モータージャーナリスト)
総合すると、横浜でF1を開催するのはかなりハードルが高そうだ。だが、山下ふ頭を疾走するF1マシンを見てみたいファンも多いはず。いくつもの困難を乗り越えて、開催にこぎつけてほしいものだ。