安倍改造内閣、小泉進次郎入閣より衝撃だった「日本版NSA」トップ人事 (2/2ページ)
北村さんの評判についてはご存知でしょうが、”官邸のアイヒマン“などと書かれているように、それだけ裏方として優秀というか、安倍(晋三)さんに気に入られているっていうことですよね」
北村氏のエピソードとして有名なのは、元TBS記者で首相担当を務めたことで安倍首相と親しくなったことからTBSを退社後に『総理』『暗闘』といった安倍関連本を執筆したジャーナリストの山口敬之氏がフリージャーナリストの女性を準強姦したとされる事件で、いったんは出ていた逮捕状が取り消された件だ。この時山口氏が北村氏に泣きついて相談メールを送っていた事実が、週刊新潮により暴かれている(山口氏は不起訴処分。民事訴訟が進行中)。
「選挙の時に自民党内で配布される野党を罵倒するためのマニュアルを内調が作成していたとか、安倍さんが地方で演説する時のご当地ネタを内調が集めていたとか、安倍さんにとってはにっくき政敵の石破茂さんの動静を監視させていたとか、様々な政権擦り寄りの工作活動を行っていた疑惑が報道されました。そんなこんなで北村さんの名前が轟くと同時に内調の知名度も高まった。組閣後すぐに『週刊文春』が、内調の情報官が誰かに尾行されていることが分かって110番したら相手はお仲間の警察官だったという記事を掲載したんですが、そんなお笑い記事にもかかわらず電車の中吊りは右トップの扱いでしたからね。それでもまだ各マスコミはおとなしく見ている方だと思いますよ」(同前)
今回の組閣に当たっては、内閣人事局長を兼任する杉田和博・内閣官房副長官の続投も決まった。杉田氏も内調トップを歴任した警察官僚だ。安倍首相の警察好きに対し内調関係者は「まるで警察国家のようですよ」と本音を漏らした。
(猫間滋)