慢性的な体の痛み、もしかしたらストレスが要因かも? 心と体を同時に整える「マイレッチ」とは (1/3ページ)
急に肩が痛くて上がらなくなる五十肩の症状や慢性的な肩痛、クセになってしまった腰痛。普段の生活の中で痛みに悩まされている人は少なくないはず。また、痛みが和らいでもすぐに再発するんじゃないかと不安になってしまうこともあるでしょう。
実はこうした痛みの8割は「脳の勘違い」だと述べるのが、理学療法士で訪問看護ステーションを経営する臼居優さんです。
臼居さんは著書『マンガでわかる 究極の痛み消し ゆっくり呼吸&ダラッとストレッチ』(翔泳社刊)で、最近の神経科学の研究や解析から、慢性的な痛みの仕組みに脳辺縁系のドーパミンのシステムが関係していることが明らかになっているとした上で、「ストレスがかかると、本来備わっている痛みを抑える脳のシステムの働きが弱まる」(p.13-14より)と指摘します。
そして、このストレス要因――「心理社会的要因」を日本整形外科学会や日本腰痛学会による腰痛の診療ガイドラインでは「イエローフラッグサイン」と呼ばれており、腰痛の約8割がイエローフラッグライン、原因が特定できない非特異的腰痛とされているそうなのです。
■心と体双方にアプローチする「マイレッチ」とは?こうしたストレスや心理的な原因による痛みにどう対処すべきか。
臼居さんが提案するのが「マイレッチ」という、マインドフルネスとストレッチを合わせたストレッチ方法です。
これは、一つ一つの筋肉に注意・集中をして、ストレッチ(筋肉の柔軟性=関節可動域を高める)の効果を最大限に引き出す方法。ストレッチの効果が最大限に発揮できれば、心と体双方にアプローチできると臼居さんは述べます。
また、本書では「マイレッチ」の準備として、「ボディ・スキャン」と「3分間呼吸法」を通して自分の体との対話し、自分の体のどこかに違和感がないかを探ることが大切だとされています。
「ボディ・スキャン」「3分間呼吸法」「マイレッチ」をそれぞれ説明しましょう。