嵐の日にやってきた野良猫を保護し「猫弁護士」として雇用した弁護士協会(ブラジル) (1/6ページ)
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ブラジルに、野良だった状況から一転して、住居と職を得たなんとも幸運な一匹の猫がいる。
その野良猫の運命が大きく変わったのは、嵐の中、雨宿りのために弁護士協会の建物の中に入り込んだことがきっかけだった。
猫を保護し、留まらせていた弁護士協会側は、建物内の受付に居座る猫に多くの訪問者からの苦情があったことを知ると、その苦情を抑えるために、その猫を弁護士協会の正式な従業員として雇用し、更には弁護士にまで昇格させるという素晴らしい解決策を取ったのだ。
・建物内に留まった一匹の野良猫の運命が変わる
ブラジルのアマパ州では、今年2月激しい雨が続いていた。
そんな嵐の中、一匹のオス猫が避難所を求めてブラジル弁護士協会(Order of Attorneys of Brazil 以下OAB)のある建物へ入り込んだ。
猫は、OABのスタッフに箱に入れられて一週間ほど保護されていたが、野良猫が建物の受付周辺をうろつく姿を見た訪問者らはいい顔をせず、受付には多くの苦情が寄せられた。
するとOAB側は、思いもかけない解決策に出た。
レオンと名付けられたこの野良猫を、追い出すどころかOABに正式に雇い入れたのだ。