幼少期に親に嘘をつかれて育った子供は、大人になると社会的適応が困難になる可能性(国際共同研究) (2/4ページ)

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 最後は、「子供時代に親から嘘をつかれたことで、現在どのような影響を受けていると感じるか」と質問し、研究チームは被験者たちの「社会心理的に不適応および利己的であるか否かという自己評価」と「衝動的に行動する傾向」のレベルをそれぞれ測定した。


・親に嘘をつかれて育った子供は反社会的問題のリスクを高める可能性

 アンケートを分析した結果、心理研究チームは嘘をつくことによる子育てが、子供の攻撃性、規則違反、侵害的行動など反社会的問題を引き起こすリスクを高める可能性があることを発見した。

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jarmoluk/pixabay

 調査では、子供の時に親によってより多くの嘘をつかれた被験者は、大人になって親によく嘘をつくようになったと報告する割合が高かったそうだ。

 それらの被験者たちは、成長して心理的および社会的課題に対処する際に、より大きな困難に直面する傾向にあり、その理由は攻撃性や問題行動の可能性の他、罪悪感や羞恥を覚えやすく、利己的で操作的な性格が含まれていることが明らかにされた。

 つまり、親から嘘をつかれて育った子供は、成人後も有害な影響を受け続けることが示唆されたのだ。


・「正直であることが一番」と言われることの矛盾

 NTU社会学部で今回の研究の主導者であるペイ助教授は、次のように述べている。
親が子供に嘘をつく時は、特に親が子供に言うことを聞かせるための理由説明が複雑な場合の時間節約の手段のようです。

ですが、親が日ごろ子供に「嘘をつくのはよくない。正直が一番」と言い聞かせていることと矛盾するため、親の嘘をつく不正直な行動は、最終的には子供の信頼を損ない、不正直さを子供に促進する可能性があるのです。
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