諸行無常の響きあり…裏切りに絶望した悲劇の貴公子・平清経の生涯(中) (4/4ページ)
(※)天孫とは天照大御神(アマテラスオオミカミ)の嫡孫・邇邇芸命(ニニギノミコト)を指し、その世代からカウントして49世代目の子孫に当たる第81代の人皇=人間の天皇陛下を意味しています。
この返答を聞いた惟義は「まったく、世は移り変わっていると言うのに、いつまでも昔のことを恩着せがましく……仕方あるまい。力づくで追い払うまでぞ」と、三万余騎の軍勢を率いて大宰府に攻め込みました。
これに対して平家一門は、家人の源大夫判官季定(げんだゆうのほうがん すえさだ)と摂津判官守澄(せっつのほうがん もりずみ)に兵三千騎を与えて迎え撃たせますが、多勢に無勢で焼け石に水。
また、平家一門の危機を知って馳せ参じた山鹿兵藤次秀遠(やまがの ひょうとうじひでとお)ら数千騎の援軍も空しく散々に蹴散らされ、海上をさすらう「根無し草」生活を余儀なくされたのでした。
清経たち平家一門は、これからどうなってしまうのでしょうか。
【続く】
※参考文献:『ビジュアル源平1000人』世界文化社、2011年11月1日、第1刷
梶原正昭ら校注『平家物語 下 新日本古典文学大系45』岩波書店、1993年10月27日、第1刷
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