諸行無常の響きあり…裏切りに絶望した悲劇の貴公子・平清経の生涯(中) (1/4ページ)
前回のあらすじ
眉目秀麗・文武両道で知られた平家一門の貴公子・平清経(たいらの きよつね)は、初陣以来、反平家勢力との戦いに赫々たる武勲を立てました。
しかし平家一門の権勢はすでに衰えつつあり、ついには都落ちを余儀なくされます。
京の都を逃げ出した平家一門は、リベンジを期するため、かつて故・平清盛が遷都を強行した福原(現:兵庫県神戸市)の地を目指すのですが……
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諸行無常の響きあり…裏切りに絶望した悲劇の貴公子・平清経の生涯(上) 荒れ果てた「平清盛・夢の都」福原を焼き払うさて、都落ちした清経ら平家一門は福原まで落ち延びて来ますが、永らく放置されていたかつての都は、見る影もなく荒れ果てていました。
かつて平清盛が海洋国家として宋(そう。中国の古代王朝)と盛んに交易しようと強行した福原への遷都は、1年も経たずに断念。せっかく築き上げた都は放棄されていたのです。
「これから源氏の侵攻に備えねばならない状況で、この福原を復興させる余力はない」
仕方なく平家一門は残存している建造物などが敵に利用されないよう、福原を火の海と焼き払ったのでした。
