〈企業・経済深層レポート〉 高齢者や女性から大好評 急成長するプロテイン市場 (2/2ページ)

週刊実話

ソイプロテインに比べ、匂いや舌触りがよく、飲みやいのが特徴です」(同)

 しかし、女性が注目するのはソイプロテインだ。
「ソイプロテインはホエイプロテインよりも腹持ちがよく、ダイエット効果も期待できます。気になる匂い、舌触りも格段に緩和され、売上げがジワジワ上がっています。今後はソイプロテインが主流となるかもしれませんね」(プロテインメーカー関係者)

 こいった高齢者や女性の利用者が増えたことで、現在のプロテイン市場は活況を呈している。

 また、市場が伸びている要因はこれだけではない。前出のプロテイン製造メーカー関係者は「プロテインが手に取りやすくなった」と分析する。

「大容量の粉末タイプだけでなく、ゼリー、バー、飲料などといったタイプのプロテインが増えました。こういったタイプは粉末タイプのように摂取するまでの手間暇が掛からないので、手に取りやすいのです」

 タイプが増えたことで、プロテインの販路も拡大している。
「粉末タイプは、スポーツショップがメインの売り場でした。それが手に取りやすくなったことで販路は広がっており、特に飲料系のプロテインは、食品スーパーやコンビニエンスストアにも並ぶようになりました」(同)

 身近な存在となったプロテイン。市場は、今後も急拡大する見込みだ。
「米シンクタンクによれば、プロテイン市場が6000億円の米国でも、これから15年間は伸びると予測しています。日本は米国の10分の1以下の規模ではありますが、’65年には4人に1人が75歳以上の超高齢化社会が到来します。サルコペニアはまだまだ一般認知度は低いですが、高齢化が進むほどに認知度も高くなり、自分自身の症状の程度や栄養摂取状況を理解し、プロテインでタンパク質を補おうとする人も多くなるでしょう」(経営コンサルタント)

 国内市場のトップを走る明治は、今年、180億円を投じて岡山県に新工場を稼働させる。市場の伸びを予測した上での動きだ。

 業界内でも拡大が見込まれているプロテイン市場だが、懸念の声もある。
「プロテインでタンパク質を一度に取りすぎると、腎臓などに負担がかかるので要注意です。使用前に栄養士や医師などによく相談してから摂取することをお勧めします」(前出・医療関係者)

 手軽になっただけに、使用法には要注意だ。

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