インドネシアで発見された小型の人類「ホビット」は急速な進化を遂げていた (1/4ページ)
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2003年、インドネシアのフローレス島の洞窟で小型の人骨が発見された。頭蓋骨はグレープフルーツサイズ、成人しても身長は1mあまりと、その小ささから、トールキン作品の中に出てくる小人「ホビット」という愛称が付けられた。
のちに絶滅したヒト属のものと判明し、「ホモ・フローレシエンシス(フローレス原人)」と名づけられた。7体の人骨とともに象(ステゴドン)の骨、石器などが一緒に発見されたことから、狩猟生活を行っていたと見られる。
それ以来、研究者たちは、我々の小さないとこについて、どんなものを食べていたのか、祖先は誰かまであらゆることを調べている。
・最新の技術で明らかになりつつあるホビットたちの生態
彼らは約19万年~5万年前、インドネシア・フローレス島のリアンブア洞窟に暮らしていた。
最新の研究では、ホビットたち(ホモ・フローレシエンシス)がいつ、どのようにして進化したのかを特定するため、数千回もコンピューターでシミュレーションを重ねた結果、彼らが非常に急速に進化したことがわかってきた。