「スポーツ」を科学するってどういうこと? 「スポーツ科学」の研究者に話を聞いてみた #学問の面白さ (3/5ページ)
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東京オリンピックをきっかけに、今後スポーツに関心を持つ人がますます増え、スポーツの輪が広がるはずですから、より大きくスポーツ文化が発展できるように貢献したいですね。
成り行きでスポーツ科学の道に入る――先生は東京大学で「体育学」を学ばれていますが、そもそも、なぜ体育学に興味を持ったのでしょうか?
実は「成り行き」なんです。高校時代は数学や物理がよくできたので、大学では工学部に進もうと思っていました。
しかし、2年次の学部選択の際に、得点が足りずに第1希望の学科に進めず、適当に書いた第3希望の「教育学部体育学科」に決まってしまいました。
片仮名4文字で「タイイク」と書いてあるのを見て、しばらく頭が真っ白になりましたね。
――適当に書いた第3希望では、前向きに受け止められなかったでしょうね。
人生が終わったかのようなショックを受けました。ただ、受け入れないとどうしようもないので、体育学科のガイダンスに行くと、体育学科の教授が「ここでは部活をしっかりしていれば大丈夫」という話で、「これは渡りに船だ!」と思いましたね。

というのも、私は馬術部の活動が中心の日々を送っていたのですが、全日本優勝を目指していたので、極力部活動を休みたくありませんでした。
「教育学部体育学科」は、部活動に一生懸命ならOKだったので、結果的に年に5、6回しか本郷キャンパスには行かなかったですね。
――今では考えられませんね(笑)。では、体育学からスポーツ科学にはどのようにつながったのでしょうか?
スポーツ科学を研究することになったのも、実は「成り行き」です。