殺し屋が下請けを雇い、その下請けが更に下請けに...最終的に「5次請け」となった中国の暗殺稼業が明るみに (1/2ページ)
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中国の広西チワン族自治区で、依頼人に殺しを頼まれた暗殺者が下請けを雇い、その下請けが更に下請けを雇い、最終的には五次請けまで発展した殺人未遂事件が起こり、依頼人と5人の殺し屋が実刑判決を受けた。
中国の殺し屋(ヒットマン)業界の多重下請け事件は、当初証拠不十分で6人全員が無罪を言い渡されていたが、検察側の控訴により3年かけて再審理がなされ、今年ようやく裁判に終止符が打たれた形になった。
・暗殺の多重下請けが発生
2013年秋、広西チワン族自治区南寧市で不動産開発業をしていたタン・ヨウフェイは、ライバル会社のウェイ・モウさんと法的紛争を起こし、ウェイさんから訴えられた。
裁判で負けて多額の損失が出ることを恐れたタンは、ウェイさん殺害を思い立ち、殺し屋シー・グワンアンに200万元(約3080万円)で暗殺を依頼した。

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ところが、シーは依頼金の半分100万元(約1540万円)を自分の手元におさめ残り100万元で、下請けの殺し屋モ・テンシャンにウェイさん殺害を依頼。
その殺し屋が更に三次請けとして、別の殺し屋に27万元(約416万円)で依頼すると、三次請けは四次請けに20万元(約308万円)で仕事を持ちかけた。
そしてついに、四次請けの殺し屋が10万元(約154万円)で五次請けの殺し屋リン・シェンスーに依頼したところで、最終的に暗殺が引き受けられた。
もともと3080万円の仕事は最終的に154万円となったのだ。人1人の値段がずいぶん安くなってしまったものだ。
・五次請けの殺し屋、ウェイさんに殺害偽装を持ちかける
10万元で暗殺を請け負ったリンは、最初のタンの依頼からほぼ半年後の2014年になって。