小説家と声優「表現者」としての違いとは? 平野啓一郎と速水奨が語る小説論、演技論(後編) (5/5ページ)
最近そういうことが我々の業界でも増えていますから、戦々恐々としてます(笑)
速水:いやいや。又吉(直樹)さんみたいにはなれないですよ(笑)
――では、最後に本作の読者の方々とオーディオブックを聴く方々にメッセージをお願いします。
平野:すごく思い入れのある本をオーディオブックにしていただけて、僕も嬉しいです。本の読み方はいろんな形が増えていますけど、通勤時間にオーディオブックで聴くとか寝る前に聴きながら眠っちゃうとか、そういう人もいますのでぜひ読んで、聴いて楽しんでもらえればと思います。
速水:オーディオブックで地語りの部分を担当して、この作品と触れ合うなかで感じたのですが、本作を読むことで感性が磨かれたり刺激をされたりして、この小説と出逢ったことで日常のなかに一つ彩りが増えたという気がするんです。そういう出会いというのはとても大事だと思うので、男女問わず若い方々にこの小説を読んで、オーディオブックを聴いていただいて、さまざまな思いを感じてほしいなと思います。
(了)