うつや虐待の防止に日本も取り入れたい? ドイツは産後3日で帰宅も安心して過ごせる習慣とは? (2/2ページ)

リアルライブ

電話番号やメールアドレスを教えてくれ、『困ったらいつでも連絡して』と言ってくれるヘバメも少なくないようです」(前出・同)

 ヘバメが行う母親へのケアとしては、自分でできる母乳マッサージの方法や子宮が完全に元の状態に戻ったかどうかのチェックなどがある。何より、母親にとってヘバメの存在を最もありがたく感じるのは、心のよりどころになる点だ。産後はホルモンバランスが崩れ、心が不安定な状態が続くが、ヘバメは悩み事を聞き出し、共感したりアドバイスをくれたりする。“毎日ただ来てくれる”ということで救われたという人も多いようだ。

 「産後はうつのような状態になり、産んだことを後悔しそうだったけど、毎日ヘバメが来てくれたことでなんとか前向きになれました。ヘバメが来てくれることで虐待も防げているように思います」(前出・同)

 ただし、ドイツでは、最近の出生数の増加に伴い、ヘバメが見つかりにくい状況にある。保険に加入していない人や、あえてヘバメを頼まないという人もいるが、ほんのわずかで、ほとんどの人がヘバメにケアをお願いする。そのため、ベルリンやミュンヘンなど大都市では近年“ヘバメ不足”が問題になっているようだ。ヘバメが常駐するセンターを作り、ヘバメが家庭を訪問するのではなく、ヘバメのもとに親が赤ちゃんとともに訪問するというスタイルをとるなど、州ごとに対策を始めているが、十分ではない。

 産後、ヘバメが見つかるかどうかが今後は問題になってきそうだが、ドイツではヘバメが見つかる限りは、産後すぐに帰宅させられても安心して過ごせるようだ。

「うつや虐待の防止に日本も取り入れたい? ドイツは産後3日で帰宅も安心して過ごせる習慣とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る