年金って本当にもらえるの? 経済学者に聞いてみた #もやもや解決ゼミ (1/4ページ)
日常に潜む「お悩み・ギモン」=「もやもや」を学術的に解決するもやもや解決ゼミ。
「年金だけでは暮らしていけないので、老後には2,000万円の貯金が必要」というニュースが最近話題になりました。
自分の老後が本当に大丈夫なのかどうか、心配な人も多いのではないでしょうか?
では、現在大学生のみなさんがリタイアする将来、年金制度はきちんと機能しているのでしょうか?
首都大学東京 経済経営学部の脇田成教授に答えてもらいました!
そもそも年金とはどういった制度なの?みなさんが気にしているのは「65歳以上」になってから受け取れる「老齢年金」のことですね。ただ、大学生のみなさんの老後といってもずいぶん先のことですから、あまりピンとこないかもしれません(笑)。
これは一種の保険で、お金をプールしておいてみんなで助け合う制度。長生きのリスクに対してみんなで備える制度です。若いときからきちんと保険料を支払っていないと、年を取ってからもらえないという仕組みになっています。
大学生のみなさんは、企業に勤務し、サラリーマンになる方が多いでしょう。サラリーマンの場合には、給料から保険料が天引きされますので、納めそこなうという心配はありません。
ただ自営業、また農業・漁業に従事する人は、未納がないように注意しないといけませんね。
「修正積み立て方式」、「マクロ経済スライド」で破綻を防ぐ!年金制度には「賦課方式」と「積み立て方式」の2つがあります。