仏教伝来は日本書紀の552年と上宮聖徳法王帝説の538年の2つが存在する (2/2ページ)

心に残る家族葬

中でも15世紀に李氏朝鮮でつくられた「海東諸国記」という書物には「日本の年号は517年の『継体』に始まる」とある。それだけでなく704年の「大長」に至るまで日本書紀にはない年号が記録されている。これらの年号については「大和の大王家とは別に九州に存在した国家が制定したもの」という説から「九州年号」と呼ばれているが、九州国家の存在自体に否定的な意見も多く、謎は深まるばかりだ。

■「僧」の文字が私年号に

注目すべきは、これらの年号の中に「僧聴」「和僧」「僧要」という明らかに仏教に由来するものがある点だ。中でも僧聴は536年制定とされており、上宮聖徳法王帝説に記されている仏教伝来よりも2年早い。年号に「僧」という文字が用いられるには、制定者が僧侶をはじめ仏教そのものについて、十分に理解していなくてはならない。それよりもずっと前に仏教は公伝されていた、と考えるのが自然だろう。

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