「戦国時代の騎馬合戦は絵空事」説に異議!武士らしく馬上で武勲を立て「槍大膳」と称された武将【下】 (4/4ページ)

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少しでも高い位置から、リーチをとって攻撃することの優位性は、真剣に「闘った」ことがある者ならば容易に理解できます。

そこに人馬一体の機動力が備われば申し分なく、技術的に困難ではあっても、習得するだけの価値がある(戦場における生存率を高める)ことは言うまでもありません。

すべては勝つため、生き残るため。人馬一体の機動力でユーラシア大陸を震撼せしめたモンゴル騎兵。Wikipediaより。

もちろん、殺し合いなんてしないに越したことはありませんが、殺さねば生きていけなかった厳しい時代の人々を、現代の平和に慣れた価値観から安直に解釈してしまうのは、先人たちが血を以て書き記した歴史に対する誠実さが損なわれてしまうように感じられます。

【完】

※参考文献:
佐藤正英校訂/訳『甲陽軍鑑』ちくま学芸文庫、2013年8月5日 第3刷
稲田篤信『里見軍記・里見九代記 里見代々記』勉誠出版、平成十一1999年5月20日 初版

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