クリスマスケーキの廃棄をなくしたい! 変えていくにはどうすればいい? #もやもや解決ゼミ (4/5ページ)

学生の窓口

そうすると材料費の原価率を極限まで減らし、利益率を例えば90%以上にするような商品を開発しなければならず、これではとてもよい(高い)食材を使うことはできませんね。

しかし、完全予約制であればその分は確実に売れるわけで、原価率も適正なものにできますからよい食材を使えますし、おいしいケーキになるでしょう。食品ロスが減らせる上に、消費者にも「確実にケーキが買えて、しかもおいしい」というメリットがあるのです。

もう一つ、「クリスマスにケーキを食べない」というのも回答です。季節商材は一時期に巨大になる需要に合わせて生産されているわけで、需要が平準化されれば生産も効率化し、廃棄される量も小さくなります。

一説によれば、クリスマスに合わせて数カ月も前からケーキやチキンを準備しているそうです。(日本では)ほぼ1日のクリスマスのために、ものすごい量の食材を確保し、調理、冷凍するなどして準備しているのです。

これは自然の摂理からすると、あまりにかけ離れた行為ですし、「できたてのものを食べるのが一番おいしい」ということからしてもヘンなことです。消費するにしても適切な量とタイミングというものがあるはずです。

ですから消費者が「クリスマスには食べない」という選択をするのも廃棄問題への一つの回答になります。多忙を極めるクリスマス以外のほうが、職人さんが時間をかけて丁寧に作ったケーキを食べる機会が多い可能性は否定できませんね。もちろんクリスマスパーティを楽しみたい方も多いでしょうから、「クリスマスケーキを自分で作る」というのも重要な回答になるでしょう。

繰り返しになりますが、食品ロスは「生産者の問題」かつ「消費者の問題」です。お互いに歩み寄って行動しなければ何も解決できません。読者の皆さんも消費者として、食品の廃棄を少なくするために行動していただけたら、と思います。

「クリスマスケーキの廃棄をなくしたい! 変えていくにはどうすればいい? #もやもや解決ゼミ」のページです。デイリーニュースオンラインは、もやもや解決ゼミ企画・連載恋愛テク文化デート社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る