クリスマスケーキの廃棄をなくしたい! 変えていくにはどうすればいい? #もやもや解決ゼミ (3/5ページ)

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「生産者だけが商品数を調整すればいいじゃないか」という考え方には限界があるからです。

上記のとおり需要を正確に予測することは不可能な中でも、生産者はできる限り消費者からの需要に応えようとしているわけですから、消費者も需要をある程度「供給に合わせる」という努力をすることも大事です。

廃棄を食い止めるにはどうすればいいの?

国連が提唱している「SDGs」(Sustainable Development Goalsの略:持続可能な開発目標)という考え方があって、その12番目に「つくる責任 つかう責任」とあります。これは、生産者の責任と消費者の責任はイーブンであり、持続可能な社会を維持するには生産者・消費者が共に行動しなければならない、といっているのです。

⇒参照:『国連開発計画 駐日代表事務所』「持続可能な開発目標」
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html

クリスマスケーキの廃棄の問題では、例えばコンビニエンスストア・チェーンである『ファミリーマート』では、クリスマスケーキを完全予約販売制にしています。予約された分だけを作るわけですからロスを最小限にすることができますね。

また予約制にすると、ロスの分を原価に織り込む必要がなくなります。例えば、10個作って9個廃棄なんてことが起こり得るとすると、1個売るだけですべての利益を賄う必要があります。

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