ニューヨークで今、何が起きているのか?空っぽ高級マンションが立ち並ぶ一方、施設に溢れかえるホームレス (3/3ページ)

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が、彼らを支援するための新税導入案は、アマゾンのロビー活動のおかげで廃案となってしまった。

 サンフランシスコのホームレス危機は40年来のもので、いまだ終わりが見えない。この問題へ向けた取り組みは、リフトやストライプといった企業の金の力で台無しにされてきた。

 同市は対策として毎年70億円相当の予算を計上しているが、それは排泄物の清掃だけにしか使われず、地元の自警団は行政に解決策を求めるよりも、ホームレスを処罰することに余念がない。

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CribbVisuals/iStock

・不動産バブルの光と影

 10年前、アメリカで起きた住宅バブルの崩壊は世界中の経済に大混乱を引き起こしたが、それが作り出した余波を今も生きる人たちがいる。
 
 だが政府は、低所得層向け住宅の供給は市場次第だと繰り返し主張するばかりだ。そうこうする間も、人々は路上で眠り、排泄し、死にゆくままに放置されている。富豪ですら欲しがらない、空き室だらけの超高級マンションが落とす影の中で。

References:boingboing. / theatlanticなど/ written by hiroching / edited by parumo

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