人を斬る「痛み」と武人の覚悟!「日本書紀」に登場する豪族・物部目の武勇伝を紹介【下】 (3/4ページ)

Japaaan

「痛てっ、ちきしょうめっ」

「もう少し……あと三……あ痛てっ……二……行くぞ!」

我慢も限界に達したところまで迫った物部目は、大斧手の大楯を朝日郎に投げつけさせ、一気呵成に吶喊(とっかん。叫びながら突撃すること)。

決死の覚悟で大刀を奮い、朝日郎を倒した物部目。Wikipediaより。

「うわぁぁぁ!うらゃぁぁぁ!おれゃぁぁぁ!」

勢いよく投げつけられた大楯を躱(かわ)した朝日郎は、慌てて弓に矢を番(つが)えるも間に合わず、物部目の繰り出す大刀によって討ち取られたのでした。

人を斬る「痛み」と武人の覚悟

かくして物部目と大斧手が「肉を切らせて骨を断つ」作戦で朝日郎を討ち取ると、後の者たちは烏合の衆。伊勢国の叛乱はほどなく鎮圧されました。

朝日郎の弓勢に怯んで後れをとってしまった菟代は、我が身を恥じて自ら謹慎。その卑屈な態度が雄略天皇の怒りに触れて、猪名部(ゐなべ。現:三重県員弁郡東員町+いなべ市)の領地を没収されてしまいます。

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