カジノ汚職 本丸は菅官房長官と北海道ルート (1/3ページ)
中国企業からの収賄容疑で秋元司衆院議員が東京地検特捜部に再逮捕され、カジノ汚職事件はさらに拡大の気配だ。100万円単位で不透明なカネを受け取っていた国会議員はゴロゴロおり、永田町界隈では「秋元は小物すぎる。特捜部が狙う最大の本丸は菅官房長官周辺、北海道ルートでは」という不穏な情報が広がっているのだ。
「基本的ポイントを押さえておくと、秋元のカジノ収賄の舞台となったのは北海道です。カジノを含むIR(ホテル、劇場、国際会議場など統合型リゾート)誘致候補地として手を挙げていたのは秋元がイチ推しで動いた留寿都村。ほかの立候補地は釧路市、苫小牧市。昨年後半、この中で北海道は苫小牧市で調整し、鈴木直道知事も同調する動きだった。ところが、昨年11月末、鈴木知事は突然、『北海道は誘致を断念する』と発表し、関係者を驚かせました。誘致断念の理由は『住民の声や環境面を考慮しての苦渋の決断』としたが、そんなきれいごとは誰も信じていません。というのも、鈴木知事は菅官房長官が全面バックアップして、夕張市長からスライドさせ、知事に押し上げた菅軍団の秘蔵っ子ですからね」(全国紙司法担当記者)
カジノの主管庁は内閣府で、カジノ管理委員会が内閣府外局として発足した。今後、審査、手続きを経て2021年に候補地が決まる予定だという。
「最終的にカジノ候補地選定に最も影響力を持ち、カジノ利権を裏で牛耳っているのが菅官房長官といわれている。複数の自治体が手を挙げているが、菅氏の腹は決まっていた。自分の選挙区の横浜市、菅氏とツーカーの松井一郎市長が誘致活動に熱心な大阪、そして、北海道ですよ。ところが、菅氏は危機管理能力に長けていた。自らの情報網で北海道・留寿都村での秋元のカジノ収賄疑惑を特捜部が追っていると、いち早くキャッチ。菅氏は北海道選定を強引に進めれば、自分と鈴木知事も大逆風に晒されると判断したため、鈴木知事に撤退宣言させたと、もっぱらです」(同)
社会部記者が続ける。
「特捜部は北海道・留寿都村でのカジノ汚職立件を固め、秋元の昨年末逮捕、1月14日再逮捕に踏み切った。また同日、秋元と留寿都村カジノ誘致を進めていた地元の観光会社会長を贈賄罪で在宅起訴したが、留寿都村、秋元はあくまで特捜部の捜査の入り口。