精神科医が教える「怒りやすい人」と「怒りにくい人」の違いとは? (3/5ページ)

新刊JP

そして「マインドフル」に行うことが成功に近づく秘訣だと思います。

アンガーマネジメントもそうです。マインドフルに行えば怒りをコントロールすることはできるでしょうし、マインドレスにしていれば、どんなに素晴らしいテクニックであっても上手くはいきません。

――「マインドフル」と「マインドレス」の違いをもう少し詳しく教えてください。

藤井:正反対の概念と考えていただければいいでしょう。

心の状態は2つあり、マインドフルな状態とマインドレスな状態です。とりわけ、自分自身の思考と感情を客観視できている状態をマインドフルネスと呼び、感情にとらわれずに冷静な判断を下せます。

一方、「今、ここ」の気づきを失って、思考と感情に巻き込まれている状態をマインドレスネスといい、感情にとらわれて冷静さを失い、外界の刺激に反応する人生を送ることとなります。

――私自身も「売り言葉に買い言葉」で、つい怒りに任せて強い言葉を言ってしまうことがあります。怒りにとらわれたとき、私は「マインドレス」の状態になっているということですね。

藤井:そういうことですね。マインドレスであれば、感情に巻き込まれてしまうんです。たとえばメールに返事がなかったので嫌われたと思い込み、傷つき、悲しみ、怒りを感じて、相手をなじってしまうのはマインドレスであるからです。

一方で、マインドフルな状態であれば、感情に巻き込まれずに一歩引いた見地にたって冷静に現実を見ることができます。頭に上っていた血が下りてくれば、たとえメールの返信がなくても「ああ、忙しくて返事する暇がないのかも」とか「スマホを見ていないだけかもね」など、別の見方もできて穏やかに生きることができます。

――なるほど。では、怒りにとらわれたことを自覚したときに、どうすればコントロールできるのでしょうか。

藤井:たとえば自動車を運転していて無理な割り込みをされた。ムッとしますよね。

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