人間のように汗をかいて体温調節をするロボット器官が開発される(米研究)

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人間のように汗をかいて体温調節をするロボット器官が開発される(米研究)
人間のように汗をかいて体温調節をするロボット器官が開発される(米研究)

Cornell University

 ロボットはすでに色々な人間の技を真似できるようになっているが、汗をかく能力まで身につけることが可能となったようだ。

 そのロボットが持つ指のような付属器官は、損傷を防ぎ、滑りやすいものを掴みやすいように柔らかい樹脂で作られている。

 だが一番特徴的なのは、私たちと同じく、暑くなったり、体を動かして体温が上がったりすると、汗をかいて体を冷ますことだろう。
・人間やウマより効率的に冷却できる発汗システム

 3Dプリンターで作られた指の裏側には、微細な孔が開けられている。温度が30度以下ならば特に変化はない。

 しかし、それよりも温度が上がると、樹脂が膨張して孔が広がる。するとそこから汗のようにじわっと水が染み出してくる。


Cornell University

 米フェイスブック・リアリティ・ラボのトーマス・J・ワリン氏によれば、「この合わせ技の最高なところは、体温調整機能が素材自体に備わっているところ」なのだそうで、発汗をコントロールするセンサーの類を組み込む必要がない。

 汗にはもちろん体を冷やす効果がある。乾いた素材に比べると、冷却効果は6倍以上高く、人間やウマよりも速やかに体温を下げられるのだとか。熱した物体をつかむ試験では、特にその恩恵を得られるそうだ。

 腕立て伏せをしながら汗をかく、ガッチリとした金属製のロボットならすでに存在するが、発汗機能を備えたソフトロボットは史上初であるとのことだ。


Watch This Robot Finger Sweat

・汗をかくだけでなく、液体の吸収も可能

 指に開けられた微細な孔は、汗を出すだけではなく、液体を吸収することもできるだろうという。

 たとえば、そうやって入手した化学物質サンプルを解析したり、保護コーティングにしたりとさまざまな用途が考えられる。

 なお今後の課題は、滑りやすさや汗の補給といったことに対応しながら、指の可動性能を上げることだそうだ。

 改善のヒントはやはり人間にあるのだそうで、「汗をかけるロボットは、飲み物を飲めるようにもならねばならないでしょう」と共著者であるコーネル大学のロバート・シェパード氏はコーヒーを飲みながら答えてくれた。

 この研究は『Science Robotics』(1月29日付)に掲載された。

References:Researchers create 3D-printed, sweating robot muscle | Cornell Chronicle/ written by hiroching / edited by parumo
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