刺客となった悲劇の皇后!日本神話のヒロイン・狭穂姫命と兄の禁断の関係【中】 (4/4ページ)

Japaaan

かけがえのない家族として……」

どこまでも狭穂姫命を愛し、真の絆を求め続けた垂仁天皇。

垂仁天皇は、何もかも知っていました。その上で、浮気をされてしまうのは我が身の不徳とばかり、狭穂姫命が心から自分に振り向いてくれるよう、兄以上の愛情を注ごうと努め続けてきたのでした。

「主上……!」

自分には、主上の愛情を受ける資格がない。あまりの畏れ多さに言葉もなく逃げ出した狭穂姫命は、兄・狭穂彦の立て籠もる稲城(※1)へと駆け込んだのでした。

【続く】

(※1)現代の東京都稲城市ではなく、稲で築いた城とされる。

※参考文献:
福永武彦 編『現代語訳 古事記』河出文庫、2003年8月5日

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