刺客となった悲劇の皇后!日本神話のヒロイン・狭穂姫命と兄の禁断の関係【下】 (3/4ページ)

Japaaan

「主上……どうかその子は、その子だけは幸せにしてあげて下さいませ……!」

産後の疲労で意識も朦朧とする中、狭穂姫命は必死の想いで懇願します。

「もちろん……言うまでもない!しかし、この子の名前は何とつけようか!」

赤子を抱きしめる垂仁天皇に、狭穂姫命が答えます。

炎の中で生まれた子にございますから、誉津別命(ほむつわけのみこと※3)となさいませ……!」

狭穂姫命の最期。Wikipediaより。

炎の中で生まれた、炎によって別(わか)たれてしまった二人の子供……その意味を悟った垂仁天皇は、残る未練に再び問います。

「そなたの結んでくれた下着の紐(=二人の絆と、それを失う悲しみ)は未だそのまま……これを一体、誰がほどいて(心の傷を癒して)くれるのか!」

「わたくしの姪に、兄比売(ゑひめ)と弟比売(おとひめ)という美しい姉妹がおります。わたくしと違って貞節な者たちですから、どうか末永くお慈しみ下さいませ……!」

「姫よ……我が君よ……!」

すると俄かに火勢が強まり、焼け崩れる稲城が狭穂姫命と狭穂彦王たちを呑み込んでしまったのでした。

エピローグ

その後、垂仁天皇は狭穂姫命の遺言通りに兄比売たちを迎えます。

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