ネガティブな思考にとらわれたら、まずは一呼吸。イライラを脱するために (3/5ページ)

新刊JP

30分、1時間も瞑想をする時間を確保できない。落ち着ける場所でゆっくり座ってやろうと思うと億劫になる。そうおっしゃる方が多かったのです。実際、私も毎日30分、時間と場所を決めて瞑想することになれば長続きしないでしょう。

――では、藤井さんが瞑想を続けられている理由はなんでしょうか?

藤井:私が20年以上毎日瞑想を続けられるのは、思い切りハードルを下げているからです。

10秒どころか、たった一呼吸、マインドフルに呼吸するだけ。それも場所や時間にとらわれずに思いついた時にやることにしています。ここまでハードルを下げれば、さすがに瞑想することは苦になりません。そして毎日続けていることは習慣になります。歯磨きと同じレベルで習慣化します。

いったん歯磨きが習慣化すれば、歯磨きをしない日は逆に落ち着かなくなりますよね。瞑想も同じです。習慣化するまでは思い切りハードルを下げてしまってください。それでゆとりがあれば2呼吸、3呼吸と伸ばしていきます。

瞑想は「今、ここ」に心を結び付け、すべてのストレスから解放されるので、本来とても気持ちがいいものです。
そして、気が向いたらもっと長時間の瞑想に取り組んでみてください。ただ、「昨日は気がのったので10分やった。今日も10分やらねば!」となると本末転倒になります。だから当分は、習慣化するまではノルマは10秒としておく方がいいでしょうね。

――なるほど。では、場所も時間も回数もそこまで気にしなくていいわけですね。

藤井:はい。本書で書いている10秒マインドフルネスは、あくまで継続のための手段ですから、10秒にこだわることもありませんし、1日1回に制限する必要もありません。思いついた時にはいつでも10秒、マインドフルに時を過ごせばいいのです。

ただ、このタイミングで必ず瞑想をすると決めておくことは習慣化のために役に立つこともあります。

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