ネガティブな思考にとらわれたら、まずは一呼吸。イライラを脱するために (1/5ページ)
怒りにとらわれてしまい、強く人にあたる。
カッとなってすぐどこかに言葉を吐き出す。
言葉をぶつけられた方は深く傷つき、そうしてしまった自分自身も後々に自責の念にかられ…。そんな負の状態から、どう抜け出せばいいのか。もっといえば、怒りにとらわれてしまう自分を変えることはできないのか。
『怒りにとらわれないマインドフルネス』(大和書房刊)の著者で、40年の瞑想歴がある精神科医・藤井英雄さんに、ここでは怒りを客観視するためのマインドフルネスの方法を教えてもらっている。
ネガティブな感情すべてに応用できるので、ぜひ参考にしてほしい。
――個人的な悩みがあるのですが、嫌なことをずっと思い出して自分にいらついてしまったり、誰かの悪口を言ってしまったりすることがあります。こうした怒りや不快な感情もマインドフルネスで解決できるのでしょうか。
藤井:嫌なことを思い出してイライラしている時、自分の心が「今、ここ」を離れて過去にさまよっているので、イライラしていることには気付いていません。だからずっとイライラすることを無防備に考え続けてしまうんです。
マインドフルネスとは「今、ここ」の気づきであり、「自分は過去のことを考えてイライラしているなあ」と気づいている状態です。そのマインドフルな気づきが継続できれば、嫌なことを思い出している自分を客観視でき、やがてイライラは鎮静するでしょう。
もしくは単に嫌なことを考え続けるのをやめてしまうかもしれません。その場合もイライラは静まります。
――確かにイライラしているときって、過去のことばかり追いかけていて、今を見ている感じではないですね。