ネガティブな思考にとらわれたら、まずは一呼吸。イライラを脱するために (4/5ページ)

新刊JP

たとえば目が覚めて布団の中で、歯を磨くときに最初の10秒をマインドフルに、扉を開ける時はマインドフルに一呼吸するとか、ご自分の好きなタイミングで10秒マインドフルネスを創り出すことができます。

でも、あまりこだわらない方がいいように思いますね。忘れたときに「しまった!忘れていた」と悔やむことになりますから。もしも悔やんでしまったときには、自分は今、しまったと思い悔やんでいると客観視しておくこと。それがその時点でのマインドフルネスになります。

――藤井さんは40年の瞑想歴を持ち、25年以上マインドフルネス瞑想を実践されてきました。マインドフルネス瞑想をはじめて明確に変わったと思う部分はなんですか?

藤井:最初はわけも分からず瞑想をしていました(笑)。ただ、瞑想とは何かを正しく理解したのはマインドフルネス瞑想を始めてからですね。

それまではネガティブ思考にとらわれることが多くて、その理由で瞑想を始めたのですが、その時はまだ瞑想によって波立った感情を抑えること、すなわちリラクゼーションが瞑想だと勘違いしていました。それは先ほど言ったように、ネガティブな思考にフタをしているだけなんです。

それが、マインドフルネス瞑想を始めてから、自分のネガティブな思考を客観視して手放し、癒す方法を学ぶことができました。「今、ここ」の自分の思考と感情を客観視することが、過去の傷ついた悲しみや、深く隠され気づくことのできなかった恐れまでを客観視でき、まるごと手放せるようになったんです。そこで生きることがだいぶラクになりましたね。

――どのくらい続けることで変化を感じられるようになるのでしょうか?

藤井:どのくらい続けたら変化を感じられるか、ではなく、変化を感じるまで継続することが大切です。

ただ、それでも目安がほしいという方もいると思いますので、まずは一ヶ月続けていただきたいです。一ヶ月続けられたらそれは習慣化できるはずです。そして、習慣にしてしまえば、変化を感じる日も近づいてくるでしょう。

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