「30分の投資で生産性は上がる」 企業が仮眠の導入を進めるべき理由とは (2/5ページ)
また、リーダー層は今、社内外に適切な配慮をできることがマネジメントに求められています。顧客から信頼を集めるためには、そうした配慮は欠かせません。そこにも睡眠の効果が期待できます。
これが後に売上や利益につながり、会社の価値である時価総額の押し上げにつながっていくわけですね。
――働き方改革の文脈としても、生産性を上げるための睡眠はとても重要だと思います。ただ、個人的には、働き方改革が労働時間や余暇時間における「成長を促す活動」「リフレッシュする活動」にフォーカスされていて、睡眠をしっかり取りましょうという話が出てきにくい印象があります。
小林:もしそういう印象があるとすれば、そこは文化的な背景というか、「睡眠は後回し」と考える人も少なくないのかもしれませんね。そうした睡眠を軽視する文化を変えていこうという意図もこの本に詰め込んでいます。
働き方改革の中で、勤務間インターバル制度(終業時間から一定の休息時間を空けないといけない制度)が法律で努力義務化されましたが、そういう制度を適応するときに、同時に睡眠時間の確保の重要性を伝えていこうということが必要だと思いますね。
私個人としては、余暇時間の使い方は人それぞれですし、仕事以外の活動もどんどんするべきだと思います。脳の使う部分が違うと、それはリフレッシュになりますし、ストレス解消もつながります。さらにそれが良い睡眠につながるというメリットもありますから。
――Forbesに掲載されたインタビューで小林さんは「よく眠れてる?」という声かけが良いチームを生むとおっしゃっていました(*1)。リーダー層の視点から言うと、部下や社員の睡眠にも気を配ることが必要だと思いますが、どんな風に接すればいいと思いますか?
小林:人間はクロノタイプといって、朝型や夜型が生まれつき決まっているんですね。だから夜型の人間に対して「朝早く来い」といって無理に来させても、午前中はパフォーマンスが上がりにくかったりするんです。それをまずは認識してほしいですね。