「30分の投資で生産性は上がる」 企業が仮眠の導入を進めるべき理由とは (4/5ページ)

新刊JP

小林:これも会社全体で「仮眠をしたほうがパフォーマンスは上がる」という意識を持たせて、仮眠尊重の文化を作っていくことが大事ですね。

おっしゃる通り、居眠りは「lazy」、つまり怠惰なイメージで捉えられていますが、そこを払しょくするには、先ほど話したように上司の立場が率先して仮眠を取り、良いから取ってみなさい、仮眠は「smart」と伝えていくことが必要ではないかと思います。

――「仮眠室を導入する」という本書の提案はすごくいいなと思いました。

小林:それは文化を変えるために重要です。人間は概念や言葉で言われてもなかなか理解できませんが、モノがあると認識しやすくなるんです。仮眠室という物理的な場所を設置すると「ここで寝てもいいんだ」と認識するので、説得力が増します。

また、仮眠室の設置は福利厚生においてもアピールになるようで、そのことからメディアの取材を受ける企業もあります。そういう取材を受けることで、社内外で仮眠の重要性を発信していけるのだと思います。

――小林さんの経営するニューロスペースでも、仮眠室の導入のお手伝いをされているそうですが、仮眠に対する社会全体の意識は変わってきていると思いますか?

小林:明確に変化してきています。不眠大国の日本で、今すぐに8時間睡眠に戻しましょうというのは難しいんです。繰り返し言っているように、文化や社会を変えないといけません。

では、現実的にできることは何があるか。パフォーマンスに悪影響を及ぼす睡眠不足をどう解決すべきか。その応急措置として仮眠があるわけです。

本の中では書いていませんが、ニューヨークで日本人が経営する仮眠施設「NapYork」がブームになっているそうです。

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