「30分の投資で生産性は上がる」 企業が仮眠の導入を進めるべき理由とは (5/5ページ)
お客様は金融街に勤務する証券マンで、彼らは世界中のマーケットを相手にディールしているので、時間が関係ないんです。だからいつ休んでいいのか分からない。
そういう不規則な生活をしている人々が戦略的にパワーナップ(戦略的仮眠)をできるということで注目されているようなんです。
――パワーナップは15分から20分ほどの短い仮眠ですよね。眠る前にカフェインを摂取する。そう考えると正味30分くらいですから、あまり時間をかけずにリフレッシュできますね。
小林:30分投資すると生産性が上がると考えれば、費用対効果が高いと思います。
単純計算ですが、例えば午前中の生産性が80%で、午後1時から6時までの生産性が50%だとしたときに、午後1時から30分仮眠すれば、その後の4時間30分は生産性が80%に戻るとします。5時間を50%で過ごすのと、4時間30分を80%で過ごすのでは、後者の方が生産性は高くなるはずですよね。
そういったことをリーダー層が伝えていくことが第一歩なのかなと思います。
――では、このインタビューの読者の皆様にメッセージをお願いします。
小林:睡眠は個人だけでなく、組織や会社の幸せに直結します。また、資本主義社会における会社の競争優位性を押し上げる要素にもなります。
ただ、まだ睡眠の重要性を軽視している会社も多いのも事実です。
眠りは技術です。質の良い睡眠をしっかり取ってパフォーマンスを最大化し、企業成長に役立てて頂けることを切に願ってます。

(了)
<参考サイト>
*1…「睡眠資本主義。社員がよく眠れている会社が、評価される時代が来る」(Forbes)
https://forbesjapan.com/articles/detail/29141/4/1/1