沖縄ではクシャミをした人に「糞食らえ」と言う習慣があるらしい (2/2ページ)
しかし、おじいちゃんおばあちゃんからこの話を民話として聞いたという人は30~40代でもいるかもしれません」
スタッフ自身は携わっていないが、市のサイトに載っている民話の元となった「むかしばなしⅠ」を編集する際、話を聞いたのは沖縄市に住む明治45年生まれの人だったとのこと。この民話がいつから伝わるものなのかも聞いてみたが、「少なくとも明治時代から」ということまでしか分からないという。
使い方としては、くしゃみをした人に対し、周りの人が「クスケー(クスクエ)」と声を掛けるとのこと。
「子供は魂が弱くて、何かあるとすぐ魂を取られるという観念があります。そのため子供がくしゃみをすると周りの大人が『クスケー』と声を掛け、大人になっても続いているという感じです」
英語圏でくしゃみをすると言われる「(God)bless you」と同じような場面・意味で使う、おまじないのような言葉であるとのことだ。
沖縄ではどれくらいの範囲でこの文化が定着しているのか。スタッフに聞いてみると、
「おそらく沖縄本島、特に中南部では確実によく言ってると思います。北部でも言っているかもしれませんが、宮古島や八重山諸島は本島と違うこともあります」
とのこと。地域によっては「クスクエー、メークエー」(糞を食え、米を食え)というように長い言い回しになることもあるそうだ。