「うるう年」は実は4年に一回じゃない?! メカニズムを天文学の専門家に聞いてみた #もやもや解決ゼミ (1/4ページ)
日常に潜む「お悩み・ギモン」=「もやもや」を学術的に解決するもやもや解決ゼミ。
2020年は「うるう年」! そのため、2月は28日ではなく29日までありますよね。でも、うるう年は何のためにあって、なぜ2月だけが1日だけ多くなるのでしょうか?
また、実はうるう年は必ず4年に1回ではないというウワサも……。
今回は、京都情報大学院大学の作花一志教授に「うるう年」について教えてもらいました。
うるう年は以下のような定義で決められています。
1.西暦年が400で割り切れる
2.西暦年が4で割り切れるが100で割り切れない
このどちらかの条件を満たす場合にうるう年となり、それ以外は平年です。たとえば、2000年は1の条件を満たし、2020年は2の条件を満たすのでうるう年です。
しかし、1900年は4でも100でも割り切れるためうるう年ではありません。「うるう年は4年に一度」だと思っている人もいますが、実はそれは誤りなのです。
とはいえ、単純に4年に一度にすればわかりやすいですよね。では、なぜこのようなルールになったのでしょうか。