あなたが人生を「つまらない」と感じる理由 (3/5ページ)
でも、あまりにも一気に納品日が重なり、タイトスケジュールで進行しなければいけないとなれば話が変わってくる。
「書きたくない、書かなきゃいけない、書かなきゃ報酬が発生しない、お金が使えない」
頭の中でそんな思考がふつふつと沸き立ち、煮えたぎり、その末の爆発こそが「つまらない」なのだ。つまり、簡単に言ってしまえば、「つまらない」は「思考の逃避行」。
今ある有難い現実を否定し、もしもの現実を想像し、今を蔑む。時には憎む。なんて、愚考なんだ! でも、愚考だけに留まっているならば、それはまだマシ。その愚考に支配された果てにあるのが、きっとうつや自殺なのだから。
■人生を“少し”楽しく変える5つのコツ
誰しもがこの愚考をしたくてしているわけではない。
わたしが思うに、こう考えてしまう人は取り分け真面目な人が多い印象を受ける。責任感が強く、引き受けたことはきちんと全うする。
それゆえに自分の本心としなきゃいけないこととで乖離が起きてしまうのだろう。そんな「心ここにあらず」から、わたしが自分を取り戻すために実行しているコツがこの5つだ。
◇STEP1:毎日湯船に浸かる
忙しい社会人は、どうしても日々の入浴をシャワーで済ませがち。わたしは元々、何か特別な理由が無い限り、絶対に湯船に浸かろうとする人間だが、時には怠惰を理由にそれをためらってしまう。
それでも、頑固として毎日湯船に浸かるのは、それが心の洗濯だとも感じるからだ。
泥のような状態でも、這いつくばってなんとか風呂釜に湯を溜め、入る。すると、身体も心もほぐれ、驚くほどリフレッシュ。
湯船に浸かってから就寝するのと、しないで就寝するのとでは感覚的にも疲れの取れ方が段違いで違う。なので、まずは湯船に浸かろう。
◇STEP2:積極的に人と会う
前述とはまた別の引きこもりフレンドはこう言う。「おれは別に人と会わなくても病まない」と。
わたしもそのタイプが良かったが、残念ながらそうはいかなかった。