かつて世界を襲った史上最悪のパンデミック、ワースト10 (6/8ページ)
・2. スペイン風邪
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第一次世界大戦の荒廃に追い討ちをかけたのが、1918~19年にかけて大流行したスペインかぜで、歴史上最悪のパンデミックの1つと考えられている。世界人口の3分の1が感染したと推定されており、それによる死者は1億人にのぼる。
流行には3度の波があり、1度目はアメリカにおいてだった。しかし騒動を恐れた政府はスペインかぜの危険性を隠蔽することに躍起になり、しかも戦時中の情報統制もあって、実際に最初の発生地がどこだったのかははっきりしない。
スペインかぜと呼ばれるのは、唯一、戦時中に中立国だったスペインでのみパンデミックのニュースが報じられていたからだ。