初回はボールが浮きやすい プロ野球スコアラーが語る神宮球場の怪 (1/5ページ)

新刊JP

『ザ・スコアラー』の著者、三井康浩氏
『ザ・スコアラー』の著者、三井康浩氏

新型コロナウイルスによる感染拡大を受けて、開幕が延期されているプロ野球。
「待ちきれない」というのがファンの心情だろうが、そんな時こそ野球をもっと深く見るための知見を得てみてはいかがだろうか。

読売巨人軍で、40年間にわたりスコアラーや編成部スタッフとしてチームを支え、2009年のWBCでも、優勝の「陰の立役者」といわれた三井康浩氏は、『ザ・スコアラー』 (KADOKAWA刊)で、プロ野球の世界の知られざる裏側や、野球を見る際のプロの視点、「そこまでやるの!?」と思わずうなってしまうようなスコアラーの仕事の数々についてあますところなく明かしている。

今回はそんな三井氏にインタビュー。自身の体験談や、注目している選手、これまでに出会ったすごい選手について語っていただいた。

インタビュー第二回 ■2009年WBC世界一に導いた「イチローの8球」。その陰にあったドラマ を読む

インタビュー第三回 ■球界重鎮OBの「プロ野球のレベルは下がった」は本当か? を読む

■長嶋茂雄、原辰徳を影で支えた男が語る「スコアラーという仕事」

――私は学生時代に野球をやっていたので、プロのスコアラーについてまったく知らないわけではないのですが、それでも「ここまでやるのか」と驚くことが多かったです。試合前にライン際のボールの転がり方を調べたり……。

三井:それはどこの球場に行っても必ずやります。ライン際での転がり方だけでなく、クッションボールの跳ね返り方とか、バッターボックスの周りの土の部分の硬さなどもチェックします。

伊原春樹さんが監督をやられていた頃だったと思いますが、西武ライオンズと日本シリーズで戦うとなった時に、東京ドームのバッターボックスの周りの土の部分をカチカチに固めておいたことがありました。

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