何故人は誰もいない場所で霊を見るのか?ストーン・テープ・セオリーと「地縛霊」の関連性 (7/10ページ)

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この説は、地縛霊がすでに録画・録音された映画や音楽と同じようなもので、それが生まれ、アクセスされることによって意味をもつという考えを支持するものだ。

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Reinhold Silbermann from Pixabay

 ストーン・テープ・セオリーのプロセスは、磁気テープで音を録音するのとよく似ている。

 このテープ録音技術は1878年にさかのぼり、電気音信号を磁気エネルギーに変換し、磁気粒子に覆われたテープに信号を刻印する機能で、映像やビデオも同じ原理だ。再生は、テープに刻印された信号を電気エネルギーに変換し戻して増幅する。

 ストーン・テープ・セオリーとは、ショックや悲劇など心に深い痛手を負うほどの激しい情動を引き起こす出来事が、そばにある物体に記録されることで、記録媒体はたいていは石や石英や石灰岩だ。トラウマ的な出来事は電気音信号、それが記録される石は磁気テープといっていい。

 これが再生されるのは、特定の環境条件がそろったときだ。よくあるのは、環境がその出来事が“記録”されたときの状況とぴたりと一致したとき。

 あるいは、霊感の強い誰かがこうした記録媒体である“物体”に接触したとき。つまり、再生プレイヤーは、環境か特定の人間である可能性がある。

 世界のもっとも有名な幽霊たちは、たいてい地縛霊だ。

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