若者を餌食にする「キャンパスカルト」の正体(2) 偽装サークルで勧誘 (2/2ページ)

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また、勧誘の手口について他大学と共有。さらに、新入学シーズンに学生課職員などが一般サークル勧誘に紛れるカルトに目を光らせ、大学によってはサークル勧誘を「公認サークルのみ」「事前届け出制」といった形で強く規制するケースも出てきた。某大学の担当者X氏が、匿名を条件に現在の「キャンパスカルト」について証言する。

「規制が厳しくなって、偽装サークルの活動は目立たなくなったものの、偽装サークルと勧誘は依然として残っています。それも大学側が把握しにくい形で、巧妙化しています。最寄り駅周辺などで学生に声をかけるという、大学職員の目の届かない場所で勧誘するのはもちろん、最近はSNSを使う手口が台頭しています。学生は無防備にツイッターなどに自分の所属大学や学部などのプロフィールを書いてしまう。カルト側はそれを見て、個別にネットを通じて接触しているようです。そのため、勧誘は新入学シーズンに限らず通年化しており、新入生以外も狙われています。注意は呼びかけていますが、大学は学生の個人的な交友関係にまで介入できないのが現状です」

 現在、親鸞会が古典や仏教を学ぶサークルを装う点は以前と共通しているが、SNS上での学生勧誘にシフトしている。また、摂理は喫茶店などで受験勉強をしている高校生にも声をかける。「大学生活について現役大学生が教えてくれるイベント」に誘うのだ。就職活動を控えた大学生に対して、「有名企業に就職した先輩と交流するイベント」に誘うケースもある。

「もともと、摂理は新入生だけでなく3、4年生や院生も勧誘していました。ただ、現在は06年の騒動の頃に学生だった信者が有名企業に就職するなどしていて、そのブランドを利用して勧誘している。有能で、いわゆる意識高い系の就活生を誘うケースが出てきています」(B氏)

 あらゆる場面でカルト教団は、若者との接点を探っているのだ。

(ジャーナリスト・藤倉善郎)

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