感染症水際対策としてロボットによる病院への⼊場管理を実施 〜岡⼭中央病院にて導入開始〜 (3/6ページ)
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■コミュニケーションロボットの活用
「パラメディT A P I Aは、医療現場でちゃんと伝えてくれる」という経験をした金重院長と医療関係者は「感染症対策の説明をパラメディT A P I Aに任せられるのでは?」と直感し、医療従事者とシャンティをテレビ会議に召集し、感染症対策のためのパラメディT A PI Aの運用方法を議論し、会議から1週間後の 2020年3月30日に運用を開始しました。現在、ロボットが提供している機能は以下となります。
(1) カメラで人の動作を感知 →声がけ
ロボットに搭載されたカメラを使い3m以内に居る人の動きを検出し、受付に来る前にロボットを使った問診をうけるように声がけを行います。
(2) 問診 →手指消毒推奨
熱や倦怠感の有無などの質問を発話と同時に画面上表示し、回答ボタンを押す事により問診に回答します。問診内容は、日々の状況に応じて容易に変更て行くことが可能なようなっています。通常の場合問診が終わった後は手指消毒の案内を行います。
(3) トリアージ→スタッフへ通知+待機場所案内
問診への回答で感染症の疑いがある場合、医療従事者が持っているスマートフォンへアラート音と共に感染の疑いのある患者が来たことを通知します。また来院者には院内の待機場所でスタッフが来るまで待機してもらうように案内します。