人は見えないものを恐れる。「5Gと新型コロナウイルスに関連性がある」という陰謀論の背後にあるもの (5/6ページ)

カラパイア



iStock-1217045927_e
Oleksandr Siedov/iStock

・5Gを恐れるよりスマホに付着したウイルスを恐れよう

 ただし、5Gはその電波の性質から、基地局を250メートル間隔で設置せねばならず、4Gや3Gのそれよりも多くなる。住人にしてみれば、基地局が急増しているように感じられるかもしれず、それが健康への不安を抱かせる一因になっているのかもしれない。

 なお、今私たちが目にしているように、新型コロナは変異を繰り返しており、現在かなり強い感染力を持っているようだ。

 感染者がスマホで電話したときに、ウイルス入りの飛沫がそこに付着することはある。もし、それを誰かが借りて使ったりすれば、そこから他人に感染するということは起こりうるだろう。

 だから、スマホ自体はもしかしたら危険かもしれず、今の時点でスマホの貸し借りはオススメできない。だが、その電波自体がウイルスを拡散させるようなことはない。

 今本当に恐れるものは、5Gよりも自分のスマホの汚れなのだ。

epidemic-4952933_640_e
Syaibatul Hamdi from Pixabay

・確証バイアスが陰謀論を強化する

 どんなに5Gの安全性を主張したところで、この陰謀論が収まることはないだろう。人は確証バイアスにより、仮説や信念を検証する時、裏付けとなる情報ばかりを集め、反証する情報を無視する傾向にあるからだ。
「人は見えないものを恐れる。「5Gと新型コロナウイルスに関連性がある」という陰謀論の背後にあるもの」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る