海のユニコーン「イッカク」のオスが持つ牙は大きくて長いほどメスにモテる(米研究) (1/4ページ)
イッカクの牙の大きさは魅力の証 /iStock
ド派手な孔雀の羽しかり、巨大なヘラジカの角しかり、力強いザリガニの爪しかり――動物は並いるライバルとの異性獲得競争に勝つために、ときに極端な進化を辿ることがある。
こうした異性をめぐる争いがきっかけとなって起きる進化を「性淘汰(性選択)」という。
アリゾナ州立大学(アメリカ)博士課程の学生ザッカリー・グラハム氏らによれば、海のユニコーンと呼ばれる「イッカク」の牙もまた、こうした性淘汰によって発達したものだという。大きくて長いほど強く見えるのでメスにモテるのだそうだ。
・オスのイッカクの牙と性淘汰の関連性に注目
「ずばり、私の関心は、生物において最高にクレイジーな特徴を作り出す性淘汰にあります」と語るグラハム氏は、自分がそうした動物の少々興味深い特徴を考えることに取り憑かれていると話す。彼は、グーグルであらゆる動物を調べ、博物館で恐竜を眺めたりした末に、イッカクの牙を見つけたのだそうだ。
『Biology Letters』(3月18日付)に掲載されたグラハム氏らの研究は、イッカクの牙が性的形質として機能していることを示す、これまでで最高の科学的証拠を提示している。