なぜ?関東大震災後に「金庫破り」なるまさかの商売が登場。そしてマスク屋も大繁盛 (2/3ページ)

Japaaan

そんないつ逮捕されてもおかしくない物騒な稼業の人が、わざわざ「自分は金庫破りです」という旗を掲げて堂々と出歩いているなんて、実に不思議な光景ですよね?

でもこの「金庫破り」は、決してそのような稼業ではありませんでした。この人の仕事は、震災後の火災で焼け残りはしたものの、壊れて開かなくなって持ち主が困っている金庫を開けることだったのです。

その他、新型コロナウイルスの影響でまさに品薄状態が続いているマスクを売る商売も、この時期やはり大繁盛しました。

焼け跡の瓦礫を片付ける際にホコリやすすを吸い込まないようにすることと、まだ暑い9月1日に起こった震災だったため、犠牲になった人の遺体が放つ臭いへの対策で必要だったのです。

有事は生活様式にまで影響を与える

また飲食店の形式も、関東大震災の前と後で大きく変わりました。

それまでの飲食店といえば、土間から靴を脱いで座敷へ上がるスタイルが普通でした。しかし関東大震災後は、靴を履いたまま椅子とテーブルに座って食べる店が増えました。

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