実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【五】 (3/6ページ)
「出て来い、関東のチンピラ共!熊次郎の敵討ちだ!」
「うるせぇデブ共、こちとら尊皇報国の壬生浪士組……野郎ども、やっちまえ!」
この「戦闘」で、五郎は胸をしたたかに打たれて負傷してしまいますが、きっと苦手な右側(※なぜか失明した筈の左目側の方が、隙がなかった)から攻撃を受けてしまったのでしょう。
結局、この件について奉行所は「力士側に非がある」と判断。小野川部屋から壬生浪士組に50両の賠償金が渡されていますが、奉行所としては「大阪で面倒ごとをこじらせたくない」という本音があったか、あるいは50両の中からいくらかシェアして(賄賂を)貰ったのかも知れません。
腹いせに大砲を撃ち込む!芹沢鴨の暴走は続くそれからと言うもの、すっかり吹っ切れてしまったのか、芹沢一派の乱暴狼藉は留まるところを知りませんでした。