実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【完】 (4/6ページ)
ついに屯所へ刺客が襲撃、芹沢&五郎の最期
刺客が屯所(八木家)を襲撃したのは、その未明。八木家住人の目撃談によると刺客は4~5名ほどで、メンバーは証言者によって土方、山南、沖田、藤堂、原田左之助(はらだ さのすけ)、御倉伊勢武(みくら いせたけ)のいずれか、あるいは全員かそれ以上(外周を包囲していた?)とも考えられます。
乗り込んだ刺客は、勝手知ったる暗闇の中を一直線に芹沢と平山が寝ている奥の十畳間へ直行。間もなく女の悲鳴が響き渡ると、重助は慌てて跳ね起きました。
「五郎!芹沢先生!」
駆けつける重助に気づいた刺客は、その一部をこちらへ差し向け、重助と数度の斬り合いに及びます。
「おのれ、今はこれまで!」
二人の救出を断念した重助は踵を返すと庭から塀を乗り越えて屯所から脱出、そのまま消息を絶ってしまいました(馴染みの糸里は既に逃走)。
……やがて剣戟の響きもやんで、「もう大丈夫かな?」と出てきて屯所を見て回った八木家住人によれば、奥の十畳間では芹沢鴨とその愛妾・お梅が斬殺されていました。また、同じ室内の倒れた屏風を隔てて五郎の遺体が血の海の中に転がり、その首は胴体と離れていたそうです。