実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【完】 (3/6ページ)
無防備に寝入ってしまった三人、忍び寄る刺客の魔手
(おい、この馬鹿……芹沢先生をお守りするんじゃなかったのか?!)
平素からあまり酒を嗜まなかった重助は、芹沢までもが泥酔(こちらは平常運転)してしまったので、宴会を早々にお開きとして、芹沢&五郎を屯所(八木家)に連れ帰ります。
「お帰りなさいまし……あらまぁ」
暮れ六つ(午後6時ごろ)に屯所へ担ぎ込まれた芹沢&五郎を出迎えたのは、芹沢の愛妾・お梅と、五郎の馴染みである桔梗屋のお栄(えい)、そして重助の馴染み・輪違屋の糸里(いとさと)。
「あぁ重かった……とりあえず、二人を寝所へ運び込もう」
芹沢と平山を奥の十畳間に運んでそれぞれのパートナーに任せ、疲れ切った重助はとりあえず、玄関左手の部屋でお栄と寝ることにしました。
「このままじゃまずいが、二人を見捨てて逃げる訳にも行かないし……見捨てて逃げるにしても、少し休もう……」
善後策を考えている内に、日頃の疲れと慣れない酒によって深く眠り込んでしまった重助。そして夜は更けていき、ガラ空き状態となっていた屯所に、刺客の魔手が迫るのでした。