王貞治、長嶋茂雄、清原和博…プロ野球「伝説の一打」感動舞台裏 (2/5ページ)

日刊大衆

「陛下がご退席なさる予定時刻の、わずか3分前の出来事でした。もちろん、長嶋さんはそうした事情は知りませんでした」(テレビ局野球放送担当OB)

 V9時代の巨人で長嶋とチームメイトでもあった野球評論家の黒江透修さんもまた、こう言って感嘆する。「長嶋さんは、チャンスになるほど“俺に回せ、必ず打ってやる”と言って、本当に打ってしまうタイプ。持って生まれた天性のものがあるんですね」

 ミスターが放ったこの一発で、野球はその後、国民的スポーツに成長する。

■イチロー「プロ野球初 シーズン200安打」

 94年シーズン、仰木彬新監督のもとで、「イチロー」という一風変わった登録名を与えられた男は、変則的な「振り子打法」でヒットを量産。9月14日には、50年に初代ミスタータイガース・藤村富美男が残したプロ野球記録、シーズン191安打(140試合制)を抜き去った。そして迎えた9月20日、本拠地・グリーンスタジアム神戸でのロッテ戦。6回、左腕の園川一美からライトオーバーの二塁打を放ち、200安打を達成した。「イチローが化けたのは、間違いなく仰木監督の功績です。前任の土井正三監督時代、打撃フォームの改造を拒否して干されていたが、仰木さんは自由にやらせた。個性を尊重する指揮官に、イチローは心酔。05年12月に仰木さんが亡くなる直前も、イチローは病床を見舞うほど慕っていました」(オリックス関係者)

■落合博満「10・8決戦 執念の一打」

 イチローが200安打を放ったこの年、セ・リーグでは巨人と中日が最終戦を前に、まったくの同率首位で並び、「勝ったほうが優勝」というプロ野球史上初の大一番を迎えた。この試合で勝負強さを発揮したのが、前年オフに中日から移籍していた巨人の新4番、落合博満だった。

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