人気建築家が明かす、コストを見える化して理想の住宅を建てる方法とは? (5/5ページ)
――竣工後も業者と建て主の関係がつながっていくわけですね。
本間:そうなんです。例えば、壁を塗るという作業は建築士が入らなくてもできますから、建て主さんが直で専門業者にお願いをしているということもあるようです。だから、ときどき私たちが寂しい思いをすることもあるのですが(笑)。
――第6章ではCM分離発注を取り入れた際のことが書かれていました。これまでの常識を変えることはどの業界でも難しいと思いますが、変えることに諦めそうになったときはありましたか? また、そういう気持ちになったとき、どう乗り切りましたか?
本間:私がCM分離発注方式に取り組みはじめた頃は、たしかに悩み苦しんだこともありました。しかし、世界ではメジャーな建設生産方式でもありますし、いずれ日本でも定着するものと信じて疑いませんでした。
また日本において、少ないながらもCM分離発注方式に果敢に取り組む全国の建築家仲間の存在は心強かったです。年に数回、仲間と意見交換をすることが、私の継続へのモチベーションになっていたと思います。
(新刊JP編集部)