モンゴルに自由と統一を!日本人と共に民族独立を目指した悲劇の英雄・バボージャブの戦い【六】 (6/6ページ)
「我らが主君ボグド=ハーンは、その聖なるがゆえに俗世の力を持たれず、ロシアと中華民国に臣従の屈辱を強いられている……なれば我々がハーンのお力となり、おわすべき聖座へ奉戴しようではないか!」
かくて総裁となったバボージャブは、大モンゴル国の独立を取り戻すべく、最後まで戦う決意を訴えるのでした。
【続く】
※参考文献:
楊海英『チベットに舞う日本刀 モンゴル騎兵の現代史』文藝春秋、2014年11月
波多野勝『満蒙独立運動』PHP研究所、2001年2月
渡辺竜策『馬賊-日中戦争史の側面』中央公論新社、1964年4月
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