「無観客」「移動制限」が大波乱を呼ぶ“コロナ馬券”必勝5カ条《全文公開》 (4/4ページ)
施行レース数も多いので積極的に狙ってみたいですね」(伊吹氏)
弟の康太(31)もダ1200メートルで複勝率34%(同132%)と好成績を収めているが、芝・ダートを問わず、長距離戦でよく穴をあけているという。
「ダ1900メートルの複勝率が32%(同124%)で、芝2200メートル以上が24%(同90%)。ダ1800メートルと1900メートルは1枠の複勝率が26%と非常に高いコースなので、藤岡兄弟が最内枠の人気薄に乗ってくれば、狙い撃ちでしょう」(伊吹氏)
ベテラン勢からは幸英明(44)の名前が挙がる。
「チャンスがなさそうな馬にもたくさん騎乗している分、トータルの好走率や回収率は地味な数字になってしまいがち。ですが、狙いどころさえ間違えなければ妙味ある存在ですし、騎乗馬の質が相対的に上がるようならば、これまで以上の活躍を期待できます。狙うなら芝1600~1800メートルで、前走8着以内の馬に限れば複勝率は28%(同103%)です」
距離は芝2000メートルではあるが、先に挙げたように4月25日の京都5R、リノキアナで単勝万馬券を演出。幸といえばダートでズブい馬を剛腕で持ってくる印象もあるが、芝の中距離戦は狙い目だ。
若手では2年目の岩田望来(19)に注目する。
「芝・ダートともに短距離のコースですばらしい成績を収めています。特に芝1600メートル以下の複勝率は29%(同146%)で、ダ1200メートルなら29%(同117%)でした。父の岩田康誠騎手(46)が落馬によるケガで療養中だけに、有力馬が回ってくるようなら、さらに派手な活躍を見せてくれるかもしれません」
緊急事態宣言の今こそ、人気馬に踊らされず「夢の大万馬券」の予想をじっくりと楽しみたいものだ。
以上の考察を踏まえて、コロナ禍の「必勝5カ条」をここにまとめたい。
1、 東京ダート2100メートルは先行馬が穴
2、 新潟は継続騎乗の馬が勝つ!
3、京都のダートは藤岡兄弟の天下
4、京都芝中距離戦は幸英明騎手が妙味
5、岩田望騎手は短距離戦で激走!
それでは健闘を祈る!